2017.02.02

游相庵 菓匠 盛月堂が【かながわ経済新聞】に掲載されました

平成29年1月号の【かながわ経済新聞】に
游相庵 菓匠 盛月堂(南区南台6-16-13)が紹介されました。

■【産業あるある情報】游相庵 菓匠 盛月堂

本物の和菓子を

游相庵 菓匠 盛月堂(相模原市南区南台、TEL042.742.2827)は、若者の和菓子離れが進むなか、不器用なまでに“本物の和菓子”の味にこだわる老舗店。市内唯一の相模銘菓として知られる「相模野」を製造販売する。この道半世紀の和菓子職人、片野時宗社長は、昔ながらの手作りにこだわり、店を休むことなく毎日現場に立ち続けている。

昔からの製法にこだわる

游相庵の名称は、幕末期の思想家で画家としても知られる渡辺崋山(1793~1841年)の相模小旅行の絵入りの紀行文「游相日記」にちなんでいる。
主力商品「相模野」(5個入り702円)は、かつて市の銘菓コンクールで最優秀賞(市長賞)に輝いたほか、全国観光土産品連盟推奨品にもなっている逸品だ。
手造り砂糖、和三盆糖、和糖をブレンドしたカステラ生地がベース。それに大納言小豆を加えて、焼き上げる。これにより、甘さを抑えた“ふくよかな味わい”を実現する。「相模野の大地をイメージした和菓子なんです」と片野社長はいう。
和菓子が工場で大量生産される時代にあっても、同店は手間のかかる“職人による製法”を実践している。「今となっては、昔からの和菓子の味がわかる人が少なくなってきました。でも、和菓子は日本の文化です。本当に和菓子の味を知ってほしいです」と片野社長。
個人消費の低迷や原材料費の高騰など、店をとりまく経営環境は決して良好といえない。それでも、和菓子にかける片野社長の思いは強く、毎日走り続けている。その頑張りが報われる日が来るに違いない。
営業時間は午前9時半~午後7時半(月曜~土曜日)、午前9時半~午後6時(日曜日)。

(かながわ経済新聞1月号4面掲載)

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