2019.04.12

永進テクノ(株)が【かながわ経済新聞」に掲載されました

2019年4月号の【かながわ経済新聞】に永新テクノ(株)(緑区下九沢1630-2)が紹介されました。

■【産業あるある情報】 永進テクノ(株)

A4サイズの浮遊油回収装置 カスタマイズ型を発売 工作機械の血液をきれいに

永進テクノ(相模原市緑区下九沢、TEL042.773.6238)は、同社で製造販売する浮遊物・浮上油回収装置「エコイット」で、設置スペースが”A4サイズ”の新型を開発した。工作機械の”血液”ともいえる切削液などを正常な状態に保つための装置。各ユニットを小型化し、必要機能のみ搭載することで省スペース化した。強化したい機能はオプションで後付けできるカスタマイズ型という。

金属加工には切削液が不可欠。ただ、ワーク(加工対象物)表面には油が付着しているため、その切削液を繰り返し使っていると、油や金属くずといった不純物が徐々に混ざり腐敗、その切削液を使うと加工精度にも影響してしまう。そこで必要になるのが浮遊物・浮上油回収装置だ。

タンク内にたまった使用済み切削液と表面に浮上した不純物や油を吸引。装置内で切削液と不純物に分離する。分離された切削液はきれいな状態で再び使用できる。

同社では2009年7月以降、「エコイットシリーズ」を発売しており、国内外で自動車業界を中心に約1500社、累計2500台を納入している。

しかし、現在発売中の主力タイプ(70万円程度)は万能型のため、お客さんによってはオーバースペックになる可能性があるという。そのため、今回は必要な機能のみに絞りコンパクト化。「分離層」や「エアー抜き」「ストレーナー」など、強化したい機能をオプションで追加できるようにした。

価格は45万円(税別)。「2台目を置きたい既存ユーザーを中心に提案します」と鈴木道雄社長。初年度150~200台の販売を計画する。

(かながわ経済新聞4月号7面掲載)

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