2019.09.20

(株)ブローが「かながわ経済新聞」に掲載されました

2019年9月号の【かながわ経済新聞】に(株)ブロー(相模原市中央区田名8531-3)が紹介されました。

■【産業あるある情報】 (株)ブロー

スケボー練習 いつでも、どこでも FRP成形技術生かす

自宅でスケボーが楽しめる? ブロー(相模原市中央区田名、TEL042.777.0453)は、職人技による強化繊維プラスチック(FRP)成形技術を生かし、いつでも、どこでもスケートボードなどの練習が楽しめるオリジナル商品「ウェーブフォーム」を開発した。持ち運びできるランプ(横から見て円を半分に切り取った形のコース)で、従来の木製からFRP製にしたことで軽量化に成功した。愛好家向けに販売するほか、スポーツイベントなどにも使えるとしている。

2020年東京五輪の競技種目としても初採用されるスケボーだが、愛好家は年齢問わず増える傾向にあるという。

ただ「いざ練習しようと思っても、ランプが設置されている公園が限られており、場所を探すのにも一苦労です」と開発に携わったマーケティング担当の鴨部健一さん。

自身もスケボーやサーフィンのインストラクターとして活躍しており、もっと手軽に練習できないかと同商品を企画した。

サイズは幅80×長さ140センチ。波型のデザインが特徴だ。重さは16キロ。ロングボディーのクルマなら、計9枚まで収納できる。自宅にスペースがあればインドアでもスケボーが楽しめるという。

また、複数枚を組み合わせれば、屋内・屋外のスポーツイベントにも活用できる。価格はオープン(参考価格は税別14万8000円)。「将来はレンタルも考えています」と富田涼子社長は話している。

【取材メモ】
同社は、市販の軽自動車をベースにオリジナルパーツでカスタマイズした自社ブランドカーを展開している。
機械を使わず、職人の技術のみでFRP素材の高精度カスタムパーツを制作。市販車を”アメ車”のように、おしゃれで格好良くデフォルメ(変形)したキットカーを販売する。
スズキ「エブリイ」「ラパン」、ホンダ「バモス」などのベース車両から、フェース周りの部品を外し、そこにベースの寸分と同じ精度でカスタマイズしたFRP製ボディーパーツを装着している。相模原の本社では年間60台ほどを生産。全モデルが陸運局承認済みだ。今回、こうした技術を使って自社商品を制作した。

(かながわ経済新聞9月号6面掲載)

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