2020.07.27

(株)サインビクトリーが「かながわ経済新聞」に掲載されました

2020年7月号の【かながわ経済新聞】に(株)サインビクトリー(相模原市緑区二本松3-5-9)が紹介されました。

■【産業あるある情報】 (株)サインビクトリー

脱着可能な屋内型看板を展開

 サインビクトリー(相模原市緑区二本松、042.774.6323)は、自由に脱着できる屋内用看板(サイン)を開発、本格受注を始めた。特許取得の「エナーマグネット通電方式」を採用。小型LED電球内蔵の看板をマグネットで本体(専用スタンド)に装着すると通電、点灯する。据え置き型や壁付け型などを用意。目的に応じ異なる看板を脱着できるので、店内での販促などに活用できる。

 屋外広告(看板)や室内装飾などを手掛ける企業。今までは「看板を脱着する」という発想はなかったとしているが、同社の八木勝利社長が、腕時計型の端末「アップルウォッチ」のマグネット充電を見たのがヒントになり、アイデアがひらめいたという。

 同製品は、本体を設置するだけで、後は配線不要でいろいろな看板を脱着できる。自治体や企業のゆるキャラ、イメージキャラクターなど、1台から製作可能だ。また、店内でのタイムセールや日替わりメニューを知らせる用途も想定できるという。

■看板の「規格化」で全国に顧客
 店舗や施設などの看板を制作、施行する同社だが、独自のビジネスモデル「アドフォーム」も展開している。看板はいわば“完全オーダーメード”の世界。業者による設置作業も必要になる。しかし、同社のアドフォームでは、看板デザインを独自に規格化。ゼロからデザインするのではなく、あらかじめ決められたデザインや色、文字をお客さんに選んでもらうことで効率化、納期短縮を図っている。「コンビニの年賀状からヒントを得ました」と八木社長は語る。

 また、看板の素材には発砲スチロールを採用。硬質ポリウレタンなどをコーティングすることで耐久性と軽量化を実現した。価格は通常の看板と比べ3分の1に抑えられるとしており、万が一看板が落下しても、軽量なのでリスクが低いという。

 同社ではインターネットで注文を受け付け、宅急便で配送。設置マニュアルや動画も参照することで、一人でも取り付けられるとしている。こうしたビジネスモデルにより、顧客を全国に広げている。

(かながわ経済新聞2020年7月号6面掲載)

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