2019.07.12

エイト技工(株)が「かながわ経済新聞」に掲載されました

2019年7月号の【かながわ経済新聞】にエイト技工(株)(相模原市中央区氷川町15-14)が紹介されました。

■【産業あるある情報】 エイト技工(株)

プリント基板、実装ライン一新

エイト技工(相模原市中央区氷川町、TEL042.752.8888)は、プリント基板の実装ラインを一新した。部品の微小化に対応するのが狙いで、約1億2000万円を投じた。これにより、従来品のみならずIoT(モノのインターネット)関連センサーなどの基盤制作にも対応できるようになった。

防災や防犯システム、信号機などのインフラ設備関係のプリント基板を製造。「これらの分野は(海外に生産移管されることなく)国内生産として残るものばかりです」と大坪征弘社長。相模原の工場では年間500種類ほどのプリント基板を多品種少量生産している。

微小化する部品に対応 「受注の取りこぼしなく」

こうした中、最近では部品も小さくなっており、例えば、基板上に搭載される基幹部品の一つ「チップコンデンサー」でも、調達先となる部品メーカーが従来品(縦0.5×横1.0ミリサイズ)の生産を中止、微小化した製品(0.3×0.6ミリ)の供給に一本化するなどの動きが出ている。

そのため今回、同社ではプリント基板の製造ラインを全面的に変えることにした。具体的には、クリームはんだ印刷機から検査機、実装機、リフロー炉などを全て入れ替えた。「これまでは”人の目”で何とか見えていましたが、微小化が進むとそれもできません」(大坪社長)とし、新ラインでは生産はもちろん、検査装置もグレードアップさせた。

「小さな部品にも対応したことで、今後は受注の取りこぼしがなくなります」(同)と話しており、今後は同事業を加速させていく考えだ。

(かながわ経済新聞7月号7面掲載)

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