2016.07.11

「津久井せんべい本舗」が【かながわ経済新聞】に掲載されました

平成28年7月号の【かながわ経済新聞】に、
津久井せんべい本舗(緑区太井121)が紹介されました。

■【産業あるある情報】津久井せんべい本舗

食と工業の融合

津久井せんべい本舗(相模原市緑区太井、TEL042.784.4556)は、工業技術を活用したせんべい作りの実証実験を始めた。
6月にプレス機械を導入。プレス金型を高温にしながら、せんべいの原料をプレスして、独特の食感に仕上げていく。

せんべい作りにプレス技術

「食と工業の融合を進めます」と藤本武徳専務。将来の職人不足も見据え、生産の自動化を図りたい考えだ。

津久井せんべいは楕円形の形が特徴で、合成着色料や香料、保存料は一切使用していない。現在30種類ほど販売している。

せんべいの生地には、「素材の伸びがよい」という山形産コシヒカリを使用。一般的なせんべいはこれを網で焼くが、津久井せんべいの場合、鉄板で上下に圧力をかけながら焼く。
圧力をかけることで「生地の空気が逃げず、独特の歯ごたえになります」と藤本専務。

ただ、今は職人による手作業でプレスしているので、技術に左右されやすい。生産量にも限界があるという。
そこで、ものづくり補助金を活用して、ホットプレス機を導入。「せんべいの型」になる金型を高温にし、そこに生地を入れて一定の圧力をかけながら、平らなせんべいを自動生産していく。

生産量アップも実現

同社は今月からこの実証実験を開始。スムーズに稼働すれば、これまでの1.4倍となる1日100キロの生産が可能になるという。
「今後は自動化を進め、人手不足でも対応できるようにしていきたいです」と藤本専務は話している。

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