田中プレス工業(株)が「かながわ経済新聞」に掲載されました

2020年2月号の【かながわ経済新聞】に田中プレス工業(株)(相模原市緑区西橋本4-2-2)が紹介されました。

■【産業あるある情報】 田中プレス工業(株)

深絞り「しわ」がなく 「均圧エアークッションパット」

田中プレス工業(相模原市緑区西橋本、TEL042.772.1351)は、深絞りプレス加工の課題だった「しわ」の発生を防止する独自開発の「均圧エアークッションパット」の外販を始めた。深絞りで「しわ」を出さないためには、材料に対して均一にプレス圧力をかける必要があるが、プレス機械本体や材料にわずかな傾きがあるだけでも、均一には伝わらない。そこで同社では「可変式のクッション」をプレス機械に搭載することで傾きを吸収することに成功した。同製品を使えば、より薄い材料の深絞りも可能になるという。

1941年の創業以来、プレス加工一筋の企業。金型の設計から一貫して手掛けている。現在、自動車の内燃機関に搭載するオイルフィルターなど、深絞りによるプレス加工部品を年間100種類生産する。中でもオイルフィルターは完璧な真円の形状が求められ、0.01ミリ単位の誤差も許されない。そのため、深絞りをする際には、加工面に対して平行な角度で均一なプレス圧力を加える必要がある。できなければ「しわ」の発生につながり、加工割れを起こしてしまう。

一方、現場ではプレス機械に内蔵されているエアークッションで材料を固定、調整しながら作業をしているが、手間や時間がかかってしまう。しかも、古いプレス機械になれば、スライドにわずかな傾きがあるため、エアークッションで固定するだけでは平行にならない。

そこで編み出されたのが「均圧エアークッションパット」だ。従来のクッションパットのように、材料を固定するのではなく、むしろ「可変式」にしたことで、傾きがあってもそれを吸収し、結果的に平行な角度でプレスすることができる。

ユーザーとなるプレス加工工場の仕様に合わせ受注生産する。価格は100万円から。

■プレス加工業の働き方改革に
導入により、これまで手間だったクッションピンの調整作業などが不要になり、生産性が大きく向上するとしている。これまで深絞りの課題だった「しわ」を克服できることで「より薄い材料の深絞りが可能になるかもしれません」(田中雅敏社長)としている。

また、生産性が高まることで、プレス加工業者の働き方改革にもつながるという。

(かながわ経済新聞2020年2月号7面掲載)

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