2017.12.11

(有)小松屋が【かながわ経済新聞】に掲載されました

平成29年12月号の【かながわ経済新聞】に
(有)小松屋 (緑区青山378-5)が紹介されました。

■【産業あるある情報】(有)小松屋

外国人にインテリア三味線を

間伐材使用 ふるさと納税返礼品にも

小松屋(相模原市緑区青山、TEL042.780.8518)は、外国人観光客をターゲットにしたおみやげ用インテリア三味線「しゃみ小町・風神」と「同・雷神」を商品化した。
一般に三味線で使われる動物の皮を使わず、独自開発した合成皮を採用。地元・相模原の間伐材も使ったエコな商品だ。12月から相模原市のふるさと納税の返礼品としても追加された。

コンパクトで演奏が可能

スーツケースにも入るコンパクトサイズの三味線。インテリアとしてだけでなく、実際の演奏もできる本格派だ。
「外国人観光客のおみやげ用として売っていきたいです」と小松英雄社長。

インターネットでの直販価格は、杉でできた「風神」「雷神」がそれぞれ2万5920円(税込み)、ヒノキ製は2万7046円(同)。月20丁ほどの販売を見込んでいる。

三味線は通常、特徴ある音を出すために、犬や猫の皮を使う。昔と違って、今は外国産の犬皮やカンガルー、ヤギ皮などが用いられるが、津軽三味線の場合は音の特徴を出すために犬皮が必要になる。
ただ、三味線の世界的な普及を考えると、こうした皮は動物愛護の面で批判を受けかねない。また、犬皮を生産禁止にする国も出るなど、輸入材料としても入手が難しくなっている。
そこで、同社では数年前に合成皮「リプル」を開発。動物の皮と比べても、人間の耳では違いが分からない音を出すことに成功した。

「今回の風神・雷神だけでなく、今後はいろいろなバージョンを製作していきたいです」と小松社長は意欲を見せている。また、観光地のホテルや旅館の店頭販売やおみやげ店への設置も提案していく。

(かながわ経済新聞2017年12月号4面掲載)

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