2017.08.22

大協技研工業(株)が【かながわ経済新聞】に掲載されました

平成29年8月号の【かながわ経済新聞】に
大協技研工業(株) (本社:相模原市南区相南1-22-4 DKビル/座間事業所:座間市栗原920-3)が紹介されました。

■【産業あるある情報】大協技研工業(株)

ヒアリ対策の強力な武器に

貼るだけの忌避テープ開発

業務用粘着シート製造販売、大協技研工業(座間市栗原、TEL046.252.9311)は、貼るだけで害虫を寄せ付けない害虫忌避テープを開発した。わずか200マイクロメートルの薄さのフィルムの中に、害虫忌避成分「エトフェンプロックス」を練りこんだ。床や壁、コーナーなど場所を選ばず貼れる。強い毒を持つ南米原産のアリ「ヒアリ」の対策にも有効かどうか、同社が拠点を持つフィリピンの国立フィリピン大学で検証を進めている。

自社製品のブランド「IVY(アイビー)」シリーズとして展開する。今回開発した「IVYキヒ巻くん」と名付けたテープは幅40ミリ。同社によると、フィルムに含まれる忌避成分「エトフェンプロックス」は、カフェインや食塩よりも安全性が高く、気化しないため、吸引や混入の心配がないという。

対応する害虫としては、アリ類やカメムシ、チョウ類、ケムシなどに有効としている。
テープは半透明。形状は断面が“L字型”に加工されており、壁や床のコーナー部分でも貼りやすいように工夫されている。一度貼れば3~4ヵ月効果が持続する。

飲食店 食品包装 電気製品にも

飲食店のほか、食品包装や貯蔵庫、さらには自動販売機、電気製品など、害虫対策が必要なあらゆる分野での用途を見込んでいる。初年度1億円の販売を計画するが「害虫対策のニーズを考えると2、3億円になる可能性があります」と大山康夫社長。現在、世界中で猛威を振るうヒアリにも十分有効かどうかを検証した後、海外展開も視野に入れている。

(かながわ経済新聞2017年8月号8面掲載)

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